補聴器
2023.2.4
カテゴリー - スタッフより
こんにちは。
私の母の話になります。
86歳の時、大腿骨骨折の手術をして、以後自宅での生活が困難となりました。現在は施設でお世話になっています。以前から耳が遠いと思っていました。入院したことにより、認知症の症状も出始めました。
お盆に母が外泊した時に右耳から黄色の液が流れてるのに気づき、後日耳鼻科受診したそうです。今まで自分から何かがほしいと言ってくる母ではありませんでしたが、院内に貼ってあったポスターを見て、「補聴器が欲しい」と姉に伝えたそうです。
姉から連絡をもらい、耳鼻科に受診しているのだから先生に相談したらと伝えました。それから、耳鼻科の先生が検査して下さり右耳は鼓膜に穴があいていて、左耳は全く聴こえてはいないと言われたそうです。鼓膜に穴があいている方の右耳が少しは聞こえているみたいで会話が成り立つようになりました。私の勝手な判断で全ての事を認知症と決めつけていたと反省しています。
耳が聴こえるという事はとても重要なことだと思います。もう少し早く、気づいてあげる事が出来たら良かったのにと思っています。
今年、91歳になりますが車椅子で自走しているみたいで元気です。もう少し元気で長生きしてほしいと思っています。