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頸部血管超音波検査について

こんにちは。今回は放射線部より頸部血管超音波検査についてお話させていただきます。以前もお話させていただいた内容になりますが、お読みいただけますと幸いです。

超音波にて頸部血管の厚さや詰まり、狭窄等を調べることで、動脈硬化の程度を知ることができます。動脈硬化は心臓から血液を送る血管が硬くなり、弾力性や柔軟性が低下した状態です。動脈硬化が進行すると血管壁は厚くなり、プラークと呼ばれるコレステロールを主体とした脂肪成分からなる塊が血管壁に付着します。

プラークにより血管は狭窄し、剥がれ落ちたり、破綻により血栓が形成されることで、閉塞(詰まり)が起こり、脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。また、狭窄率が高くなると脳への血流量が低下してしまいます。脳梗塞や一過性虚血性発作(一時的な意識消失や脳梗塞に似た症状)等のリスクが上昇するため注意が必要です。

動脈硬化は偏食や運動不足、喫煙、ストレス等をはじめとした生活習慣の乱れと深く関係しており、高血圧や脂質異常症、糖尿病、肥満の方は発生リスクが高くなります。当院ではこれらの生活習慣病の治療に積極的に取り組んでおります。医師以外にも糖尿病の専門資格を有したスタッフも在籍しております。何かご不明な点等ございましたら、遠慮なくお申し付けください。

はやせ希望クリニック放射線部では患者様の検査が終了した後、その都度消毒を行っております。少々お待ちいただくこともあるかとは存じますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。