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胆嚢炎について

こんにちは。今回は放射線部より胆嚢炎についてお話させていただきます。胆嚢炎は急性と慢性に大きく分類されます。急性胆嚢炎は胆嚢結石が胆嚢の出口(胆嚢頸部や胆嚢管)に詰まり、胆嚢内に胆汁が停滞或いは逆流し、細菌感染を起こして胆嚢壁の粘膜に炎症が起きることが原因で発症します。胆嚢は腫大し、胆嚢結石を伴うことがほとんどです。急性胆嚢炎は痛み以外に吐き気や嘔吐、発熱、悪寒等を併発し、急性膵炎を発症することもあります。緊急処置が必要なため、早期発見・早期治療が大切です。慢性胆嚢炎は炎症が繰り返され、持続的な刺激を受けることで、胆嚢壁が肥厚し、瘢痕化・萎縮することにより、機能が低下してしまう疾患です。痛みの発作を繰り返しますが、症状は急性胆嚢炎ほど重度ではないといわれています。

右季肋部(肋骨下)や心窩部(みぞおち)、右肩周辺や背部の痛みを自覚したことがある方は、胆嚢結石や胆嚢炎の可能性があります。いずれの疾患も超音波検査やCT検査により、比較的容易に検出することが可能です。当院においても検出されることは少なくありません。何かご不明な点等ございましたら、遠慮なくお申し付けください。

はやせ希望クリニック放射線部では患者様の検査が終了した後、その都度消毒作業を行っております。少々お待ちいただくこともあるかとは存じますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。